2020年3月6日に開催された日本アカデミー賞で、最優秀主演女優賞を獲得した韓国出身の【シム・ウンギョン】さんの日本語と演技が話題になっています。
今回は、シム・ウンギョンさんが日本語を勉強し始めた理由と、映画【新聞記者】での演技の評判についてまとめてご紹介していきます。
シムウンギョンが日本語を勉強した理由とは
シム・ウンギョンのプロフィール
生年月日:1994年5月31日
略歴:主演として韓国で観客動員740万人を記録した大ヒット映画『サニー永遠の仲間たち』(2011年)、『怪しい彼女』(2014年 / 主演)では韓国で観客動員865万人を記録するなど話題の作品にも多数出演、その後も韓国ドラマ『のだめカンタービレ~ネイルカンタービレ』(2017 / 主演) などで活躍。
シムウンギョンさんは、韓国出身で10歳の頃から韓国で子役として活躍していました。
2006年にはKBS演技大賞青少年演技賞を受賞し、韓国では12歳にして【子役スター】と評されるほどでした。
2014年には、韓国映画【怪しい彼女】という韓国では異例の大ヒット作で主演をつとめ、若くして韓国の映画賞をほしいままにしました。
そんなシム・ウンギョンさんは、2017年に日本の芸能事務所ユニマテと契約し、日本の芸能界に進出します。
この頃は、まったく日本語が話せる状態ではなかったようです。
しかし、日本語を勉強して日本の作品に出演しようと決めたのは、中学生のときに見た日本映画に感銘を受けた体験があったからだそうです。
中学校の頃に初めて日本の映画を見たんですけど、それが岩井俊二監督の『リリィ・シュシュのすべて』(2001年)と是枝裕和監督の『誰も知らない』(2004年)だったんです。
そこから日本の映画に興味を持つようになって、「いつか日本で仕事ができたらいいな」という夢が大きくなっていきました。
(引用:2019年5月30日 CINRA.NETインタビュー)
2017年から日本語の勉強を始めて、今回の映画【新聞記者】に出演できることになりました。
シム・ウンギョンさんは、高校生の時に芸能活動を一旦やめて、アメリカに留学した経験もあるので、外国語の習得には慣れがあったかもしれませんが、それにしても2年足らずで流暢にやりとりできることに、驚いた方も多かったはず。
シムウンギョン【新聞記者】での日本語演技の評判まとめ
シム・ウンギョンさんは、映画【新聞記者】で最優秀主演女優賞を受賞したわけですが、日本語での演技の評判はどうだったのでしょうか?
映画の評判自体が非常に高い作品ですが、シム・ウンギョンさんの演技に関する口コミ・感想をご紹介します。
◆良い感想
韓流ドラマ等では、ちょいとコミカルなシム・ウンギョンしか知ら無かったけれども、新聞記者役のジャーナリスト魂の持ち主の肝っ玉なシリアスな演技が最高でした!
◆悪い感想
シム・ウンギョンの執拗な取材ぶりが、望月記者(原作)のイメージからはほど遠い。原作の望月記者の生い立ちなり経歴の下りが、映画では皆無なのもなぜか不自然だ。それらを省いても、シム・ウンギョン起用の効果はまだ余りあるとでも言うのだろうか。
◆悪い感想
アメリカで育ち母親韓国人で、どうして日本で記者をするのか。あんなぼそぼその喋りではインタビューなんかできないし、取材源が信頼するかなぁ。
英単語で考えてるくせに記事はスラスラ日本語で書く、その割に喋りはからっきし。アンバランス。
映画【新聞記者】でシム・ウンギョンさんが演じた記者の設定が、「アメリカ育ちで、日本と韓国のダブル」という設定だったので、日本語の発音自体が演技が悪いという評価には、ならなかったようです。
しかし、シム・ウンギョンさんの「目の演技が凄い!」という声もありました。