2019年10月23日に、チュートリアルの徳井義実さんが1億円の税金無申告と、2千円の脱税をしていたことが明らかになりました。
今回は、チュートリアル徳井義実さんの脱税事件まとめと、年収はいくらなのか?、芸能界引退の可能性についてまとめてご紹介して行きます。
■目次
【チュートリアル】徳井義実の脱税まとめ
2019年10月23日にお笑いコンビのチュートリアルの徳井義実さんが、国税局から約1億2千万円の申告漏れの指摘を受けていたことが明らかになりました。
徳井義実さんの脱税内容について、以下に要点をまとめます。
【2011年~2015年(4年間)】:約2千万円を「所得隠し」していた
⇨プライベートでの旅行費や、洋服、アクセサリー代を経費として計上していた。通常、これらの費用は特殊な状況をのぞいて会社経費として計上することは出来ない。
【2016年~2018年(3年間)】:所得の1億円について無申告だった
⇨3年間、いっさいの税務申告をしていなかった
徳井義実さんが法人を設立したのは、日本では収入が増えると、超過累進税率によって、個人で払う税率が高くなるため、法人化したほうが節税になるからです。
法人税は一般的に、所得の30%程度になることが多く、芸能人では個人での年収が4000万円を超えると法人化して節税する人が多いようです。
この法人化して、役員報酬として給料を受け取ることについては、一般的な【節税行為】と言われ、違法性はありません。
※【例外】プロ野球選手は、球団がペーパーカンパニーを作ることを禁止している場合もある。

疑問1:徳井義実の何が問題なのか?
今回、騒動となった徳井義実さんの脱税ですが、何が問題なのでしょうか?
問題は2つあります。
1つ目は、全く「所得について申告していなかったこと」です。
まれに、個人事業主でほとんど利益がないために、申告をしていなかったという事例はあるそうですが、法人化している人で税申告をしていないというのは、非常にレアなケースだそうです。
さらに、2016年~2018年の3年間は無申告だったものの、それまでは申告していたので、これは故意的ではないか?と捉えられているそうです。
最近は、ビットコインやFXなどで儲けた人の中に、わざと無申告にし、注意されてから税申告するような人も多いので、故意的に『無申告』は重大な事案だと国税局も考えているようです。
2つ目は、「経費にならないものを経費にしていたこと」です。
これは、所得をわざと隠して、税金を逃れようとする行為とみなされ、いわゆる「脱税」と言われる行為です。
プライベートでの旅行費や、洋服、アクセサリー代を経費として計上していました。
洋服については、通常はスーツで仕事に使うモノであっても、プライベートで使用できるものは、経費として扱えないと解釈されているようです。
サラリーマンからすると、会社の経費でスーツを買ってもらってる人はいないので、当然かもしれません。
ただ、紅白歌合戦の小林幸子さんの衣装とかだったら、さすがに経費にできるんじゃないか?と疑問に思いました。
疑問2:徳井義実はなぜ逮捕されないのか?
脱税で有名人が逮捕されるニュースを目にすることもありますが、なぜチュートリアルの徳井義実さんは逮捕されないのでしょうか?
逮捕されるかどうかは、脱税額とその悪質性にもよると言われています。
例えば、2019年で言えば、「青汁王子」が脱税で捕まったことがニュースになりましたが、その脱税額は合計1億8千万円でした。
一般的に、脱税額が1億円を超えると逮捕されるケースが多いようです。
徳井義実さんは、1億円の所得の申告漏れがありますが、脱税に当たる部分は、約3400万円(追徴税額を含む)なので、刑事告発は免れるのはないか?と言われています。
疑問3:なぜ3年間も無申告だったのか?
なぜ3年間も無申告だったのか?について、徳井義実さん本人は「怠慢だった」と意図的な無申告ではなく、あくまでも「忘れていた」ような発言をされていました。
しかし、顧問税理士もついていたのに、無申告ということは普通ではありえないという声が多くあります。
税理士が、その無申告状態を放置していたことも問題と言われています。
【チュートリアル】徳井義実の年収はいくら?
チュートリアルの徳井義実さんが、「3年間で1億円の所得を無申告だった」というニュースを見て、1億を3年で割って、「年収は約3300万円か!」と計算するのは間違いです。
なぜなら、会社の事業所得と、会社役員である徳井義実の所得は別モノだからです。
徳井さんの会社は、経費がひかれた事業所得の1億円を申告していなかったのです。
経費には役員報酬も含まれますので、徳井義実さん自身はそれ以上の年収を貰っている可能性もあるということです。
つまり、今回のニュースで徳井義実さんの年収を明確に知ることは難しいのです。
参考として、RANK1というサイトで芸能人の年収予想では、次のように記載されています。
このサイトがどのように計算しているのかは不明ですが、1つの目安には出来ますね。
年収は8400万円、ギャラ予想相場は120万円です。
【チュートリアル】徳井義実の引退の可能性は?
チュートリアル徳井義実さんの脱税スキャンダルで、芸能界の引退もさけばれていますが、その可能性はあるのでしょうか?
エディオンなどは徳井義実さんが出演するCMを差し替えたようです。
また、2019年10月26日には【活動自粛】を発表されました。
現段階では、降板というわけではないですが、様子をみるとのことです。今後、他のテレビ番組も差し替えの可能性があると言われています。
徳井さんは、NHKドラマの『いだてん』にも出演されており、すでに収録済みとのことで、今後の放送がどうなるか注視されています。
今後の進退について、徳井義実さんは次のように記者会見で語っていました。
「僕の仕事は劇場、テレビのお客さまがいないとできない。その方々が徳井が出てると気分が悪いと、仕事をしなくていいという判断をされたら、仕事ができなくてもしかたがない。スポンサー、企業の方にも必要ないといわれたらしかたがない。世間の皆様と僕を使ってくれる方の判断かなと」
引用:サンケイスポーツ
現在のところ、テレビ局はこれまで通りの放送内容で、徳井義実さんの出演番組を放送するとしています。
しかし、現在10本以上のレギュラー番組がありますが、今後は新しい仕事やCM出演などのオファーが激減することは間違いないでしょう。
2013年にはタレントの坂東英二さんの5000万円の所得隠しが明らかになりましたが、坂東英二さんは1年間の活動休止後に芸能界に復帰されました。
しかし、その手口はかなり悪質で、次のようなものでした。
イベント会社に企画制作を外注したように装い、その企画会社が受け取ったお金を還流させたり、倒産した自動車販売会社に貸した資金が回収できなくなったように見せかけていた。こうした架空外注は10年以上前から板東が直接指示をしていた。
引用:Asagei plus
坂東英二さんの脱税のやり方に比べると、徳井義実さんは「無知」がもたらした脱税のような印象です。
本人も「認識が甘かった」と反省している様子もあり、世間のイメージダウンもそれほど大きなダメージでもないような印象があります。
しかし、2019年10月26日には、法人チューリップの税申告だけでなく、個人事業主である徳井さん自身も確定申告をしてなかったこと、またチューリップ社を創設した当初から社会保険料を収めていなかったことが発覚しました。銀行口座の差し止めもあったようで、どれだけずさんなんだと感じました。
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